サニー達から総攻撃を受けるレッドとブルー。
攻撃が効いたかに見えたが

「クソったれ!攻撃が効くと思ったら大間違いだ!!ほれお返しだ!」
何と二人はサニー達の攻撃を跳ね返したのだ。サニー達はすぐに攻撃を避けた。

その後サニーとルージュはレッドを、マイケルとフローラはブルーを挟み撃ちにし、強烈な猛攻を加えた。
攻撃を受けた二人は血を吐くが、体制を保つと爪を伸ばした。

「これでぶった切ってやる!!」
爪はサニー達を直撃し、サニー達は血を流しながら倒れた。

そんな中マイケルが手早く応急処置を施すと再び立ち上がり、再度攻撃に出た。

すかさず二人は両手で受け止め、膠着状態になる。
「てめえらも殺されてえか?」

ブルーの言葉にサニー達は目を丸くした。
「てめえらもってどういうことなの?」
サニーの疑問にレッドが口を開いた。

「あいつら(シャイニーとルミナス)は親を早くに亡くして俺が引き取った。けどあいつらの親は事故でも病気でもない。俺らが殺したんだよ!」
サニー達はあまりの衝撃に力が緩む。

「俺達兄弟は憎しみ、悲しみ、苦しみ、怒り、憎悪といった負の感情が具現化した存在で幸せそうな奴を不幸に染め上げることを生きがいにしてんだ。あいつらの親を殺し、冷遇しながら育てて不幸が限界になったところで洗脳して暴れさせ、用が済んだら始末すりゃ最高の不幸が味わえるってことだ。だからあいつらの親を殺したのも・・・幸せそうなのが気に食わなかったからなんだよおおおおおお!!!」
二人はサニー達の威力が鈍った隙を見ると勢いよく殴り飛ばした。

「なんて酷い奴なの!」
サニーは彼らの残虐非道っぷりに怒りを通り越して呆れた。

そしてサニー達は巨大なエネルギー弾を作り出すと一斉に投げつけた。
攻撃は全て命中したが、それでも彼らは倒れなかった。

「しぶとい奴め!今すぐ殺してやる!!」
レッドはそう言うとブルーと共に手をビルに向けた。

するとそのビルは一瞬で瓦礫の山になり、サニー達に襲いかかる。
サニー達はエネルギー弾で攻撃を防いだ。

「そこだあ!!」
エネルギー弾で攻撃を防いでる隙を見た二人は一斉にエネルギー弾で攻撃した。
しかしとっさの機転でサニーはそれを一斉にかき消し、飛び蹴りをかますとエネルギー弾で反撃した。

レッドとブルーはサニーのエネルギー弾をかき消し、反撃を試みるが、畳み掛けるようにサニーは拳のラッシュを浴びせた。
二人も拳のラッシュを浴びせ、壮絶な格闘戦となった。

目にも止まらぬ速さで互いの攻撃が続く。そこにサニーは一瞬の隙を突いて走りながら連続パンチを繰り出した。
二人は次第に追い込まれてゆく。

そして

「これで観念しろおおおおおおおおっ!!!」
サニーはレッドを捕まえて空高く殴り飛ばすと自らも飛び上がり、レッドに強烈な一撃を叩き込んだ。
攻撃を受けたレッドは猛スピードで落下し、ブルーもろとも地面に叩きつけられると地面にクレーターが出来たのだった。

「終わった・・・のか?」
サニー達は安堵の表情を浮かべた。

しかしクレーターの中から二人の影が浮かび上がってきた。
その影はブルーとレッドでクレーターの中から地上に戻ってきたのだった。

「嘘でしょ?これだけやってもまだ・・・」
サニー達は愕然とした。

「クソったれが!ようもコケにしてくれたな!!」
二人はそう言うと同時に破壊光線を撃った。

サニー達はエネルギー弾で対抗し、双方がぶつかり合う。
しかし破壊光線の威力に押され、サニー達は後ろの建物に激突した。

それでもサニー達はなおもエネルギー弾を出そうとするが、薬の効果が切れてしまい、エネルギー弾が出せなくなってしまった。
マイケルはすぐさま薬を出そうとするが、これ以上持ってなかったため戦うことが難しくなってしまった。
最悪の事態に悔やむマイケル。しかしサニー達はそれでもなお対抗し続けたが、薬の効果が切れた今彼らには手も足も出ない。

「終わりだ!」
レッドがそう言うと二人は破壊光線を放った。

続く

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